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ステップ2.下剤を使わないで便を柔らかくする方法
便を柔らかくする方法として、 下剤を使うよりもお勧めの方法があるので、 こちらのページでは、 下剤を使わないで便を柔らかくする方法などを紹介しています。
下剤を使って便を柔らかくする方法の問題点
肛門を拡張させるためには、ブジーを使う必要がありますが、
しかし肛門痛になっていると、
ブジーを使うことができません。
ですので、肛門痛になっている場合は、
ブジーを使うために、
肛門痛を治す必要があります。
肛門痛を治すためには、
排便時の便を柔らかくする必要がありますが、
便を柔らかくする方法として、
下剤を使う方法があります。
しかし、下剤は薬なので、
副作用があります。
下剤を継続的に使っていると、
副作用により、肉体的・精神的に病んでくる可能性があります。
私の体験談になりますが、
下剤を継続的に使っている時期は、
学校に登下校する時に、
歩くことさえも非常に大変でした。
また、トイレが非常に近くなったり、
睾丸が痛くなったりしたので、
今思うとその原因は、薬の副作用だったと思っています。
ですので、私の高校時代の思い出は、
トイレが近かったことしかありません。
こういったことにならないように、 本サイトでは便を柔らかくする方法として、 蒸留水を使う方法を紹介しています。
手順1.蒸留水器で蒸留水を作る
下剤を使わないで便を柔らかくするためには、 肛門内に蒸留水を注入する必要があるので、 そのためにまず、蒸留水器で蒸留水を作ります。
蒸留水器がない場合は、 通販で蒸留水器を購入することができます。蒸留水器については、 下のページに詳しく書かれています。
手順2.蒸留水を沸騰消毒させる
肛門内に蒸留水を注入するためには、
一度蒸留水を沸騰消毒させる必要があります。
ですので、やかんなどを使って、
蒸留水を沸騰させます。
蒸留水が沸騰したら、蒸留水を常温で放置して冷ましていきます。
この場合は、蒸留水が冷めるまでにかかる時間は、
2時間くらいです。
また、蒸留水をすぐに使いたい場合に、
沸騰した蒸留水を5分くらいで冷ます方法があります。
その方法は、水を貯めた洗い桶に、
やかんを入れる方法です。
洗い桶に水を入れすぎると、やかんが倒れる心配があるので、
適度な量の水を貯めて使います。
また、蒸留水器で作りたての蒸留水の場合は、 沸騰消毒させずに、そのまま使うことができます。
手順3.夜にシリンジで肛門内に蒸留水を注入する
蒸留水の用意ができれば、次はシリンジで肛門内に蒸留水を注入しますが、
肛門内に蒸留水を注入する理由は、
便を柔らかくするためです。
乾燥したご飯を、水に浸すとご飯が柔らかくなるように、
便を水に浸すことで、便を柔らかくしていきます。
また、蒸留水を注入する場所は、
私の場合は浴室です。
浴室でパンツと下着を下ろし、シリンジの先端を肛門に差し込み、
注入していきます。
もしも、シリンジの先端が尖っていて、
肛門に差し込む時に痛い場合は、ヤスリでシリンジの先端を少し削ると、
痛くならずに済みます。
また、蒸留水を注入した直後は、
自室のベットなどで20分から60分ほど横になります。
横になる理由は、
大腸内の便に蒸留水を行き渡らせて、
便をまんべんなく柔らかくするのと、便意が強くなりすぎるのを抑えるためです。
また、注入する蒸留水の量は、
現在の私の場合100mlから160mlほどです。
便の柔らかさを増したい場合は、注入する蒸留水の量を増やすようにします。
手順4.朝に肛門内に蒸留水を再注入する
肛門内に蒸留水を再注入する理由は、
1つは更に便を柔らかくさせるためです。
2つ目の理由は、便意を催させて、
最初に注入した蒸留水によって柔らかくなった便を排出させるためです。
また、私の場合は、蒸留水を再注入する時は、
最初に注入する場合よりも量が少し少なく、
100mlほどです。
また、蒸留水を再注入した直後は、 自室のベットなどで横になります。
手順5.排便する
蒸留水を再注入してから、15分後くらいに、 排便を行います。
便が硬い場合
夜に蒸留水を注入していても、朝に排便する時に、
便が硬いと感じる場合は、
朝に肛門内に蒸留水を再注入してから、
排便するまでの時間を長くすると、便を柔らかくすることができます。
先ほど、再注入してから15分後に排便を行うとお伝えしましたが、
再注入してから1時間後に排便をすると、
かなり便が柔らかくなっています。
排便のスケジュール
排便は、毎日行います。
排便を毎日行う理由についてですが、肛門狭窄の人の場合は、
排便の間隔が長くなると便が硬くなり、
肛門を傷つけたり、便が肛門を通過しない場合があるからです。
また、今回は最初に蒸留水を注入する時間帯を夜としました。
しかし、朝に最初の注入をして、
夜に2回目の注入をして、排便をするというスケジュールも可能です。
しかし、このスケジュールでは、
朝に1回目の蒸留水を注入した後に、日中便意を催す場合があるので、
日中外出する人の場合は、不向きなスケジュールです。
夜に肛門内に蒸留水を注入した後に便意を催した場合
手順3で、夜に肛門内に蒸留水を注入した後に便意を催した場合は、
私の場合は排便をするためにトイレにいきます。
しかし、トイレで便は出ずに蒸留水だけを排出した場合は、
私のケースではその後蒸留水を再注入していません。
また、この場合は、次の日の朝には通常通りに蒸留水を注入して、
排便をします。
他方、夜に蒸留水を注入した後に便意を催して、
トイレにいった時に排便した場合は、
次の日の朝は蒸留水を注入しませんし、
排便もしません。
この場合、次の排便は明後日になります。
朝に肛門内に蒸留水を注入しても便意を催さない場合
手順4で、朝に肛門内に蒸留水を注入しても便意を催さない場合は、 私の場合排便は次の日に持ち越しにします。
しかし、この場合は、排便の間隔が2日間と長くなり、
その間に便が硬くなる心配があります。
それが心配な場合は、
排便を次の日に持ち越しにせず、
その日の朝に排便をするか、またはその日の夜に蒸留水を使って排便をしたら良いと思います。
便が硬く大きくて肛門を通過しない場合
肛門狭窄になっていると、便が硬く大きくて肛門を通過しない場合がよくありますが、
便が肛門を通過しない場合は、大量の蒸留水を肛門に注入して、
6時間から10時間くらい経過すると、便がかなり柔らかくなり、
便が肛門を通過しなかった場合でも、通過するようになります。
便が肛門を通過しない場合に注入する蒸留水の量は、
私の場合は250mlくらいだったと思います。
また、大量の蒸留水を肛門に注入して、
6時間くらい経過しても、まだ便が通過しない場合が稀にありますが、
その場合は、再度蒸留水を注入します。
また、肛門内に注入する蒸留水の量が多すぎると、
すぐに便意を催す場合があるので、
注入する蒸留水の量は、多ければ良いということにはなりません。
肛門内に蒸留水を注入して大丈夫なのですか?
はい。
沸騰消毒した蒸留水であれば、問題ありません。
その理由は、腸内洗浄をする時に、減菌したお湯が使われているからです。
腸内洗浄は、病院・クリニックでも行われているので、
医学的にも問題はないということになります。
また、私は5年くらい前から毎日のように肛門内に蒸留水を注入していますが、
問題を感じたことは1度もありません。
ちなみに、肛門内に水道水を注入するのは、
問題があります。
私は、蒸留水を肛門に注入する前に、
水道水を使っていました。
しかし、水道水を使うと、
私の場合はお腹が、非常に痛くなります。
お腹が、非常に痛くなるということは、
水道水を注入すると、大腸に悪影響を与えている可能性が考えられます。
私が蒸留水を使う理由は、
このような経緯があったからです。
注入用蒸留水を作るタイミング
肛門内に注入するための蒸留水は、煮沸消毒する必要があります。
ですので、肛門に注入する前に、煮沸消毒しますが、
その直後は高温なので、使うためには冷ます必要があります。
やかんに入った蒸留水を冷ます方法としては、
洗い桶に水を貯めて、その中にやかんを入れることで、
急速に冷ます方法があります。
しかし、この方法は手間がかかります。
ですので、私の場合は高温の蒸留水を冷ます時は、
何もせずに自然に冷めるのを待っています。
高温の蒸留水でも、だいたい2時間くらいで、自然に冷めます。
ですので、冷ます時間を考慮すると、
肛門に蒸留水を注入する2時間以上前に、蒸留水を作っておく必要があるという事になります。
注入用蒸留水を作るタイミングの例
1例ですが、まず日中に蒸留水器で、多めに蒸留水を作っておきます。
作ったら、その蒸留水500ml以上を、やかんに移動します。
そして、夜になったら、やかんの蒸留水を、シリンジに用意(注入)します。
シリンジに用意したら、蒸留水器で作った蒸留水を使って、
減った分のやかんの蒸留水をやかんに足します。
そして、次に蒸留水を使う時のために、やかんを沸騰させます。
沸騰したら火を止めて、自然に冷まします。
火を止めたら、先程用意した蒸留水入りのシリンジを使い、
蒸留水を肛門に注入します。
朝になって、蒸留水を肛門に再注入する時は、
まずやかんに入った蒸留水をシリンジに用意します。
用意したら、減った分のやかんの蒸留水をやかんに足します。
そして、次に蒸留水を使う時のために、やかんを沸騰させます。
沸騰したら火を止めて、自然に冷まします。
また、やかんに足すための蒸留水が残り少なくなっている場合は、
日中に蒸留水器で蒸留水を作っておきます。
沸騰して火を止めたら、先程用意した蒸留水入りのシリンジを使い、
蒸留水を肛門に注入します。
そして、15分後に排便をします。
夜になったら、やかんに入った蒸留水を、シリンジに用意します。
あとは、それらを同様に、毎日繰り返します。
今回の例では、1日に蒸留水を2回(朝と夜)煮沸消毒することになります。
1回煮沸消毒すれば、12時間くらいは衛生面で問題がないでしょう。
しかし、夏は高温により、物が腐敗しやすくなるので、
夏の時期は昼にも煮沸消毒して、1日に3回煮沸消毒すれば、
かなり安全になると思います。
また、夏の時期は、日中にやかんを冷蔵庫に入れておけば、
昼に煮沸消毒をする手間を省くことができます。
しかし、私の場合は、夏でも1日に2回しか煮沸消毒をしていませんが、
今までに問題を感じたことはありません。